2016年(平成28年)2月7日(日)13:00より広島県立総合技術研究所農業技術センターで2016年度通常総会を開催します。
総会に先立ち、午後1時より“ミネラルの働きと作物・人間の健康”と題して、元兵庫県農林水産技術総合センター部長の渡辺和彦さんを講師として記念講演を行ないます。ふるってご参加下さい。
参加費 広有研会員無料、会員以外500円(その場で入会すれば参加料は無料となります)
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渡辺和彦さん:1943年生まれ。1968年京都大学農芸化学修士課程修了。元兵庫県立農林水産技術総合センター部長。元東京農業大学客員教授、現在、兵
庫県立農業大学校嘱託。吉備国際大学非常勤講師。著書に、「作物の栄養生理最前線」「野菜の要素欠乏・過剰症」「ミネラルの働きと人間の健康」「ミネラル
の働きと作物の健康」など土壌、肥料、栄養生理、ミネラルなどに関する著書多数。
『ただの虫と有機農業』
講師 桐谷 圭治さん
(農業環境技術研究所名誉研究員、農学博士)
■日時 2015年2月1日午後1時~2時30分 (広有研総会 講演会終了後に開会します)
■場所 広島県立総合技術研究所農業技術センター
〒739-0151 東広島市八本松町原6869
Tel:082-429-0522(技術支援部)
Fax:082-429-0551
■参加費 非会員500円、会員無料
■お問合せ先 研究会事務局 延安 勇 0848-76-1585 i.nobuyasuアットマークnifty.com
世界的にも高名な桐谷圭治先生(独立行政法人農業環境技術研究所名誉研究員・農学博士)を講師としてお招きし、総会の前段に記念講演会を開催します。
内容の一端を以下に紹介します。
(栃木県小山市で開催された桐谷先生のアジア環境創造型稲作技術会議2013資料より)
「水田およびその周辺には、総数5668種の生物が記録されている。うち昆虫・クモ類は、1,867種で、害虫177種、益虫155、種を差し引くと1,535種、82.2%が「ただの虫」に入り圧倒的シェアをしめている。
広範囲の生物に効果をもつ非選択的殺虫剤の使用は、複雑な食物網で構成されている生態系を混乱させ、ある種の絶滅や大発生をもたらす。もし害虫を含む水 田生態系のすべての生物の密度を経済的被害がでないレベル以下に、また絶滅のリスクのない絶滅閾値を上回る普通の密度範囲にすなわち「ただの虫」として管 理できれば、消費者、生産者、そして農地に住むすべての生物にも安心・安全な農業と言える。これが生産と環境の保全の両立をめざすアジア型持続的農業である。
IBM(総合的生物多様性管理)は生産性、安定性、生物多様性の3要素の最適化を農地で図ることを目指している。」
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